スーツの「フルオーダー」と「セミオーダー」の違い知ってる?

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スーツと一括りに言っても、既成品のスーツもあれば、オーダースーツもあります。また、オーダーの中にも種類がありますよね?

代表的なのがフルオーダーで「あなたのためだけに作られた世界で一着のスーツ」というのが特徴。一方、オーダーの中でも日本人に比較的馴染みがあって。手を伸ばしやすい価格で購入できるのがセミオーダーです。簡潔にいうと「既存のものから、あなたのためだけにアレンジされたスーツ」みたいな感じ。

スーツは男の勝負服であり、ここぞ!という時に着るものです。

今回は、既成品とは一味違うワンランク上のお洒落男に「フルオーダー」と「セミオーダー」の違いを詳しく説明していきます。

フルオーダーはスーツ界の最高峰

結婚式の打ち合わせには、結婚プランナーがいたり、病院には医師やカウンセラーがいたりします。同様に、フルオーダースーツを購入するときは、スーツ選びや着こなしにまつわるアドバイザーが存在するんですよ。

スーツアドバイザーは、フルオーダースーツを取り扱うお店には必ずいます。もちろん、AOKIや洋服の青山などにもいますよ。ちなみに、イギリスやイタリアでは、オーダースーツ店の格式がとても高く、アドバイザーは仕事に高い誇りを持っています。

フルオーダーの一連の流れとしては、まずアドバイザーに今までのスーツ着用経験を伝えます。どんなブランドが好みか、フルオーダースーツを仕立てたことがあるか、など。他にも、アドバイザーは今回のスーツに求めていることなどを細かくカウンセリングしていきます。

お互いのスーツに対する価値観や今回の仕上がりのイメージなどが共有できたら、いよいよ生地選びの始まりです。お店によっては、生地の種類をひと通りチェックするだけでも膨大な時間が必要になることも。しかも、表生地だけじゃなくて裏地、襟の形から袖の仕様、ボタン数や間隔などもすべて決めていくのでフルオーダーは大変ですよ。

イメージの概要が固まったら採寸に入ります。体型に合わせて型紙をおこすため、肩幅や胸囲だけじゃなくて体の細部に至るまでを細かく採寸していきます。そして、生地を裁断、縫製という流れに。スーツの完成まで約1ヶ月ほど。特殊生地をイタリアから仕入れたりすると1ヶ月を超えることもありますよ。

既成品なら購入日に持って帰ることができますけど、フルオーダーはそれだけの手間と時間がかかるということを覚えておきましょう。

セミオーダーは手頃なオリジナル品

フルオーダースーツと違って、セミオーダースーツはパターンオーダースーツと呼ばれることがあります。

フルオーダーはゼロから作るのに対して、セミオーダーは、既成品をあなたの体や好みのアレンジし、オリジナルに仕上げていくものです。型紙を起こすことはありませんけど、数十型に及ぶ採寸用のジャケットやスラックスを試着していき、自分に一番近い形を選びます。

ただし、スポーツ経験が長く腕や脚の筋肉だけ発達しているなどの場合を除き、セミオーダーでもかなり高い確率で自分の体型にフィットするものを選ぶことが可能。そして、肩幅や袖丈など微妙なサイズニュアンスを踏まえて補正を加えていきます。

生地選びや襟の形、ボタンの種類や数を決めていく作業はフルオーダーの選び方とほぼ変わりありませんよ。

さいごに

フルオーダーとセミオーダーの大きな違いは価格と納期です。フルオーダーになると数万円で購入できるところは、ほとんどありません。セミオーダーは安いところだと数万円から用意しているお店もあります。仕上がりは一般的に2週間程度のところが多い。早くても10日くらいはかかります。

オーダースーツ未経験の人でも安心してトライできるのがセミオーダーです。フルオーダーとセミオーダーのどちらがいいという話ではありませんけど、まずはセミオーダーを試してみて、次にフルオーダーで仕立ててみるというのはひとつの選択肢になるかと思います。

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